両親が借金をして他界、その場合の相続はどうなるの?

相続にもさまざまな方法がありますが、その中で気になるのが親族が借金をし、他界した場合です。
自分の親とはいえ、親の借金を相続するのは誰だって嫌なものです。
では、借金を拒否し相続することはできるのでしょうか?その答えは「Yes」となります。
ただその手続きは早く行わなければいけません。
その手続きとは、家庭裁判所に相続放棄の申述することですが、申述は相続が開始し相続人になったことを確認してから3カ月以内に行う必要があります。
放棄することではじめから相続人でなかったことにできるので、例え両親が借金をし、他界していても、借金を相続する必要はなくなります。


申述する際いくつかの書類が必要になるわけですが、「申述書」「相続人の戸籍謄本」「亡くなられた方の除籍謄本」「被相続人の除住民票」の4つを用意します。
「亡くなられた方の除籍謄本」は、兄弟姉妹が相続を放棄する場合は、出生から死亡したことが記載されているものまですべて用意する必要があります。
この手続きが認められると、借金の相続は放棄されます。
ただし相続の放棄は借金だけでなく不動産や預金などの財産含めすべて相続不可になるわけですから、その覚悟は必要になります。
ですから、相続を放棄する前に一度相続財産を調査し、財産よりも借金のほうが少ない場合に決断すると損せずに済むでしょう。

借金とはネガティブなものですか?

           

借金は別の言い方をすると「負債」「借入金」などと呼ばれます。

表現としましてはとてもネガティブになりがちかと考えられます。

実際にお金を借りているわけですからそれも仕方がないことなのでしょうね。

ただ事業が抱えている負債の場合、そうとも言い切れない事もあるかと考えます。

もしかしたら経営状態は良好で資材や材料の買い付けや、商品の仕入れの額がその時点での「買掛金」になっているケースも考えられます。

年間を通しての純利益は出ているかもしれませんし、よく考えたらバランスシートの右の部分には「負債」と「資本金」が同列に並んでいますよね。

相続する時にその事業を受け継いだ人がその事業による負債も受け取るのが一般的ではあるようです。

可能ならば財務諸表を見てみましょう。決算の時期がいつなのか、そこからのお金の動きなど・・・それらが読み解くカギになりそうなものです。

また、税理士さんは日商簿記1級が受験資格のひとつになっていますので大船に乗った気持ちで相談できます。

また「負債」の勘定科目の中には「退職給付引当金」や「仮受金」「前受金」などの「これは本当に借金と言えるものなのだろうか?」と思うような物まで含まれている事があります。

人が亡くなると負債はどうなる?

事業用としてお金を借りる時もあれば、生活費が足りなくてそのために借金をしてしまう事があります。

それらは、時として自分の意思とは関係なく雪だるま式に増えて行くことがあります。

出来ればそのような事にならない方が良いのですが・・・。

ただ気になることは、その借りたお金が残ったまま人が亡くなるとそのお金はどうなるのでしょうか。

                    

はい、資産と同じく負債も相続の対象となります。

事業用の場合はその事業を受け継いだ方が負債も受け継ぐのが一般的なようですが、負債が相続財産を上回ってしまうと・・・?

この場合については円満な解決が必要と考えます。専門家に一度ご相談いただくのが一番良いかと思われます。

生活費による借金の場合、まったく財産を受け取っていない方が負債を受け継いでしまうと、常識の範囲で考えると支払っていけるかどうか不安になります。

相続人で分担をするか一番多く財産を受け継いだ方にお願いするかいずれかの手段を考えましょう。

借金の相続ってどういうこと?

人が亡くなると資産も相続することになるのですが、いっしょに抱えていた負債(借金)も相続することになります。

いったい、その借金は誰が相続すれば良いのでしょうか?

相続の順位は法律により決まっていますが、この場合はどうなるかはっきりと浮き彫りにはなりませんよね。

誰でも「負」の遺産は受け継ぎたくないのが正直なところかと存じます。

・・・人生と同じで良い面ばかりではありませんよね。

話し合いで一番多くの財産を受け取った人にお願いする形でも良いのですが、そう一筋縄にいくでしょうか。

そうでない場合が多いのではないかと考えられます。

ひとつの打開策として「何によって発生した借金か」ということに絞ってみると家を受け取った人が、例えばですが家を購入する際にできた負債を手にするとか・・・。

アパートを建てようと購入した土地代金の借金ならば、その土地を受け取った人・・・など。

いずれにしてもこの問題、とても「揉める話」に発展するリスクが高いです。

自分の主張を強く通そうとすると、大反発が出てくるのはどんな人間関係においても起こりがちなことかと存じます。

デリケートな話なので、あまり本音も言い出しにくいですね。しかも誤解をも招く結果になりそうです。

それでは長年培ってきた良い関係も崩れてしまいそうではありませんか?

借金を相続することってどんな事なのだろう?そう思いながらこの記事を書いていますが、あまり印象の良いことではないですね。