知らぬ間に借金を相続?

家族や親族が亡くなって悲しみに暮れる中、遺産を相続するということについて考えなくてはいけません。

思いがけず手に入った財産に大喜びの人もいるかもしれません。

しかし、手に入る財産というのは喜べるものだけではありません。

借金も財産のひとつなのです。

借金を相続するかしないかということは、被相続人が亡くなって財産の相続をするかどうかについてを考え3ヶ月以内にその借金を含めた相続をどうするのかを決めなくてはいけません。

                  

もちろん借金の返済などを考え借金を含めた遺産の相続について放棄することも可能です。

2011年3月11日に起きた東日本大震災では、残念ながら非常にたくさんの方が亡くなりました。
津波によって多くの方が大切な肉親を失いましたが、それと共に財産も流されてしまい、そこへ来て亡くなった家族に生前借金があったということを知らずにいたという方がとてもたくさんいたということです。
津波により書類なども流されてしまっているので借金の有無、額なども分からないという状況でした。

震災であったということは考慮されつつも、どんな状況であっても被相続人の死亡が分かった日から3ヶ月以内に相続放棄をしなければ借金も相続してしまうことになります。

もしも相続放棄の期間を延長したい場合にはその申し立てをすることができるのですが、手続きがなければその救済というものはなくなってしまうので要注意です。

プラスの相続財産と、マイナスの借金のような財産

人がんが築き上げられる資産というものには、様々な形があり、それが現金や現金と同等のものもありますし、土地などのような有形な資産もあります。

さらにはマイナスの資産とも呼べる、負債などの借金であっても資産と呼べるわけです。

こういった築き上げてきた資産は、自分がなくなった時には、誰か相続人に相続されていくわけですが、この相続に関する計算はかなり複雑なものとなってきます。

その中でもわかりにくくするのが、マイナスの資産である借金なのです。

相続できる資産を計算する場合には、総額を計算し負債の総額を差し引いて計算していきます。

相続金額によっては、基礎控除などもあり、非課税になることもあります。

この負債の考え方はとてもわかりにくい面もあります。

                           

その例として身元保証と連帯保証があります。

単純に身元保証の場合は、対象にはなってきません。

ですが、この身元保証が何らかの具体的な債務を発生していた場合には、相続の対象となることもあります。

連帯保証の場合は、ただ単に保証するなどと具体的な金額が設定されていない場合は、対象とはならないのですが、債務額などの金額がはっきりしている場合には、対象の財産として計算しなければいけなくなるのです。

相続には借金もついてくる

                       

相続が開始しますと、相続人は全てを亡くなった人から引き継ぐこととなります。
それが財産だけでしたらもちろん嬉しいこととなるのですが、引き継ぐするものは財産だけでなく、借金も全て引き継ぐことになってしまうのです。
親族が残した家や土地、財産などを引き継ぐことは思い出を一緒に引き継ぐと言っても過言ではありませんので、できることでしたらすべて相続したいものですが、借金が多い場合ですと大きな負担となってしまいます。
借金の方多く、負担が大きくなることを知り、出来ることなら引き継がずにいたいと考えた場合、法律上で定められているのが、相続が開始したことを知ったときから3ヶ月以内でしたら、家庭裁判所に相続放棄をすることができるようになっています。
しかし相続放棄となりますと、家や土地などの不動産や預金、車など全てを放棄することとなってしまいますので、注意が必要となってくるのです。
相続権は放棄することによって次の順位の人へと移ることとなりますので、後々のトラブルを防ぐためにも、相続放棄の際にはそのことを他の親族の方へと伝えておくことが良いでしょう。
借金があることを知ることができなかった特別の事情があった場合などには、3ヶ月過ぎてしまっていた場合でも裁判所が受け入れてくれることもありますので、悪徳な金融業者が3ヶ月たってから請求してきたなどの場合でも、あきらめずに弁護士へと相談してみると良いでしょう。

両親が借金をして他界、その場合の相続はどうなるの?

相続にもさまざまな方法がありますが、その中で気になるのが親族が借金をし、他界した場合です。
自分の親とはいえ、親の借金を相続するのは誰だって嫌なものです。
では、借金を拒否し相続することはできるのでしょうか?その答えは「Yes」となります。
ただその手続きは早く行わなければいけません。
その手続きとは、家庭裁判所に相続放棄の申述することですが、申述は相続が開始し相続人になったことを確認してから3カ月以内に行う必要があります。
放棄することではじめから相続人でなかったことにできるので、例え両親が借金をし、他界していても、借金を相続する必要はなくなります。


申述する際いくつかの書類が必要になるわけですが、「申述書」「相続人の戸籍謄本」「亡くなられた方の除籍謄本」「被相続人の除住民票」の4つを用意します。
「亡くなられた方の除籍謄本」は、兄弟姉妹が相続を放棄する場合は、出生から死亡したことが記載されているものまですべて用意する必要があります。
この手続きが認められると、借金の相続は放棄されます。
ただし相続の放棄は借金だけでなく不動産や預金などの財産含めすべて相続不可になるわけですから、その覚悟は必要になります。
ですから、相続を放棄する前に一度相続財産を調査し、財産よりも借金のほうが少ない場合に決断すると損せずに済むでしょう。

借金などのマイナスの財産を相続する場合

相続、と聞くと誰しもが「亡くなった人の財産を受け取ること」と認識することでしょう。
しかし、財産には現金や土地などのプラスなものもあれば、借金などのマイナスなものも存在します。
もしも、亡くなった方がこうしたマイナスの財産を持っていた場合、これは誰が受け継ぐことになるのでしょうか?

相続の順位自体は法によって決められていますが、こうしたマイナスのものの場合ははっきりと浮き彫りにはなりません。
誰だって、マイナスの財産なんて受け継ぎたくありませんよね?借金になればなおさらです。自分が借りたものでもないお金について進んで「自分が受け継ぐ」と名乗り出る人はそうそういないでしょう。

相続人全員で話し合い、財産を一番多く受け取った人が借金も…と、一筋縄でいくようなものでもありません。
せっかくの財産がマイナスの財産でパアになってしまったら、誰だって嫌ですからね。

こうしたマイナスの財産の解決策としてひとつ挙げられるのは「その用途が何であったかを絞る」ことです。
事業用に借りたものなのか、あるいは生活費であったのか、それとも別の用途だったのか…。
それにより、それと関係するものを受け継いだ人がそのマイナスの部分も持っていくという方法です。
ですが、これもやはり一筋縄ではいかないでしょう。

どうしても円満に解決できなさそうだ、という場合には弁護士などの専門家にアドバイスをもらうというのもひとつの手なのかもしれませんね。

借金とはネガティブなものですか?

           

借金は別の言い方をすると「負債」「借入金」などと呼ばれます。

表現としましてはとてもネガティブになりがちかと考えられます。

実際にお金を借りているわけですからそれも仕方がないことなのでしょうね。

ただ事業が抱えている負債の場合、そうとも言い切れない事もあるかと考えます。

もしかしたら経営状態は良好で資材や材料の買い付けや、商品の仕入れの額がその時点での「買掛金」になっているケースも考えられます。

年間を通しての純利益は出ているかもしれませんし、よく考えたらバランスシートの右の部分には「負債」と「資本金」が同列に並んでいますよね。

相続する時にその事業を受け継いだ人がその事業による負債も受け取るのが一般的ではあるようです。

可能ならば財務諸表を見てみましょう。決算の時期がいつなのか、そこからのお金の動きなど・・・それらが読み解くカギになりそうなものです。

また、税理士さんは日商簿記1級が受験資格のひとつになっていますので大船に乗った気持ちで相談できます。

また「負債」の勘定科目の中には「退職給付引当金」や「仮受金」「前受金」などの「これは本当に借金と言えるものなのだろうか?」と思うような物まで含まれている事があります。

人が亡くなると負債はどうなる?

事業用としてお金を借りる時もあれば、生活費が足りなくてそのために借金をしてしまう事があります。

それらは、時として自分の意思とは関係なく雪だるま式に増えて行くことがあります。

出来ればそのような事にならない方が良いのですが・・・。

ただ気になることは、その借りたお金が残ったまま人が亡くなるとそのお金はどうなるのでしょうか。

                    

はい、資産と同じく負債も相続の対象となります。

事業用の場合はその事業を受け継いだ方が負債も受け継ぐのが一般的なようですが、負債が相続財産を上回ってしまうと・・・?

この場合については円満な解決が必要と考えます。専門家に一度ご相談いただくのが一番良いかと思われます。

生活費による借金の場合、まったく財産を受け取っていない方が負債を受け継いでしまうと、常識の範囲で考えると支払っていけるかどうか不安になります。

相続人で分担をするか一番多く財産を受け継いだ方にお願いするかいずれかの手段を考えましょう。

借金の相続ってどういうこと?

人が亡くなると資産も相続することになるのですが、いっしょに抱えていた負債(借金)も相続することになります。

いったい、その借金は誰が相続すれば良いのでしょうか?

相続の順位は法律により決まっていますが、この場合はどうなるかはっきりと浮き彫りにはなりませんよね。

誰でも「負」の遺産は受け継ぎたくないのが正直なところかと存じます。

・・・人生と同じで良い面ばかりではありませんよね。

話し合いで一番多くの財産を受け取った人にお願いする形でも良いのですが、そう一筋縄にいくでしょうか。

そうでない場合が多いのではないかと考えられます。

ひとつの打開策として「何によって発生した借金か」ということに絞ってみると家を受け取った人が、例えばですが家を購入する際にできた負債を手にするとか・・・。

アパートを建てようと購入した土地代金の借金ならば、その土地を受け取った人・・・など。

いずれにしてもこの問題、とても「揉める話」に発展するリスクが高いです。

自分の主張を強く通そうとすると、大反発が出てくるのはどんな人間関係においても起こりがちなことかと存じます。

デリケートな話なので、あまり本音も言い出しにくいですね。しかも誤解をも招く結果になりそうです。

それでは長年培ってきた良い関係も崩れてしまいそうではありませんか?

借金を相続することってどんな事なのだろう?そう思いながらこの記事を書いていますが、あまり印象の良いことではないですね。

意外と知らない借金の相続があなたを苦しませる!

多額の借入金を残したまま父が亡くなり、土地や屋敷も売り払いとうとうひとりきりになってしまった・・・。

ドラマの中の世界ではよくある話だと思われます。

実際、借金を残したまま亡くなってしまうケースはよく耳にすることです。

誰でも明日は同じ朝を迎えると思って生きていますからね。元気でいれば同じ日常がやってきて、一生懸命働いて少しずつ返していけますが・・・。

人が亡くなる・・・ということは、決して死期を悟った上でのことではなく、事故や突然の病など実に色んな事情がございます。

ところで「相続」の視点から見て借金とは??

意外と知られていないだけに、相続することにとても困惑してしまう事かと考えられます。

例えば、賃貸のアパートやマンションを相続した人がいたとします。その運営経費などの借入金もその人が相続する形となります。

つまり、その借金が相続財産のうち何に使われたかに関係します。

生活費などでできた借金は、相続人で分割する方法や多く財産を相続した人に受け継いでもらうか・・・デリケートなことなので話し合いが必要かと存じます。

ひとりで借金を負い、支払う場合は金融機関などの「債権者」の承諾が必要になります。

返済能力がない場合、自己破産してしまい回収不能となれば金融機関にとって大きな損害となるからです。

その際は自分たちだけで抱え込むととんでもないトラブルに発展することがございますので、専門家に依頼するなど穏便に運びましょう。